インバウンド対策は警察犬から???

2010年1月15日 御所坊主人 四郎兵衛ブログ, 業界の話

旅行(travel )の語源はトラブル(trouble)。旅に出ると厄介な事が起こる事がある。
普段の自分の環境と違う所に行くのだから、普段どうり出来ない事や、予想以外の事に出くわす。
考えてみれば人生も長い旅と言える。
そのトラブルを楽しめるかどうかが、旅を楽しむコツと言える。

中国の重慶に行く事になった。

中国の温泉は、ここ10年すごいスピードで発展して来ている。
重慶は中国第3の人口を(3.400万人)を抱え、東西南北そして中央と5か所の温泉を建設、建設中、計画がある。

中央地区は都心の中の温泉地。つまり有馬温泉を一つ新規につくるのだ。
「視察に来ない?」という誘いを受けて今回重慶に行く事にした。

しかし・・・過日、貴陽の温泉地を視察した事があった。乗り継ぎの飛行機が飛ばなくて、困った事があった。
その時は言葉が通じなくて、マンガを書いてやり取りをした。

今回も「中国?」と聞いて、その時の事を思い出した。
そこで「息子を連れて行って良いか?」と尋ねた。彼は多少は英語が話せる。中国の空港の職員や一部の人は英語が喋れる。

重慶へは北京で乗り継ぐ。トランジットの時間は十分ある。

登場時刻が30分たってもカウンターの動きがない。なんとなくいや~な予感がしてきた。
そうすると周りの中国人の態度も気になってくる。大きな声で話をする。
ビールを床にこぼして、臭いが漂ってきた・・・・
さらに時間が経って、中国語のアナウンスが流れた。
彼らは暴動を起こすように、一斉に立ち上がり、悪態をついている。

あ!またや! と思った。また飛行機が飛ばないのか!?

中国人たちはカウンターに集まり、我先に何かと交換している。このような場面に息子を行かせても彼らの迫力に負けてしまう。
暴動が治まって・・・息子が行った。
「15:30の飛行機は機体トラブルでキャンセルで、18:30の飛行機になる。その手続きをしてきた。」
「切符は?」
「再発行するまで20分ほど時間がかかる。」
この便に乗る乗客は結構いたと思う。その乗客の切符を取り上げ、再発行して本人確認して渡すのに、それだけの時間で出来るのだろうか? 疑問に思った。

この疑問は帰国する時に解決した。
普通航空券は15㎝ぐらいの部分と5㎝ぐらいの部分に分かれていて、大きい方はカウンターで取られて小さい方が返される。座席番号が書かれているので、それで席に座る。
ところが重慶で発券されたチケットは5㎝ぐらいの部分が、さらに半分に分かれていて、同じ内容が記載されている。
飛行機に乗る時は、この同じ内容が書かれている、小さい1枚だけが登場の際に取られる。
ただし大きい切符に記載されているバーコードは読みこんでいる。

重慶で北京に向かう飛行機に乗り込んだ。パスポートには切符の15㎝ぐらいの部分と、5㎝の半分2.5㎝分がくっついている。
機内はほぼ満席状態。
中国語のアナウンスが流れた・・・・
乗客はまたブーイングを起こし、立ち上がった。

こういう場合英語でアナウンスされない。
たぶん型通りのアナウンスしか、教えられていないのだろう。
この飛行機が飛ばないと、今日中には日本に帰れないなあと思った。明日の段取りが頭を駆け巡る。
ターミナルに戻り、カウンターの職員に聞くと「キャンセルになったわけではない。20分ほど時間がかかる」という返事。
しゃあない、とりあえず待つしかない。

するとほぼ20分後にアナウンスがあり、再び機内に案内される事になった。
その時に、もう1枚の小さな切れ端を取られた。

中国は、飛ばない事を想定して切符をつくっているのか!

飛行機は予定を遅れて北京に着いた。関空行きの便まで時間は十分ある。
今回は4回飛行機に乗る際に、すでに2回トラブルが起きている。
2度有る事は3度有るという。3度目のトラブルは・・・

関空へは予定よりも早く到着した。やっぱり国際線は信用問題にかかわるから、きっちり飛ばすのだろうか!?

関空は空いており再入国検査もスムーズに通過して、荷物の受け取りの場も人が少ない。
荷物もすぐに出てきて・・・

税関を通過しようとすると、警察官が寄ってきた。
「先ほど麻薬検知犬がおたくの近くを通ったでしょう? ちょっと来てもらえますか?」と警察官3名に取り囲まれた。
出口に向かって左手に、そういう場合に連れ込まれる部屋がある。
教室ぐらいの広さがあり、殺風景で机が3つ並んでいる。
さらに奥には警官が1人机に向かって座っている。

「誰かにモノをもらったり、知らない人からモノを預かっていませんか?」と聞く。
そりゃ土産をもらった。
まさかその土産に麻薬が入っていた・・・
でも何の為に麻薬を入れる必要がある?

体をまさぐられながら考えた。

思いつくのはただ一つ・・・

重慶の西部にある温泉「BEITY HOT SPRING」のレストランで食べた。あの大根の漬物!

今回行ったレストランの中で一番美味しかった食事で、特に大根の漬物が最初甘く感じて・・・それが激しく辛い!
糸を引くような刺激が続く。
これを是非友達に食べさしたいと思った。
そこで無理を言って、その大根の漬物をもらった。

しかしホテルに戻った時はタッパーから漬け汁が漏れていた。

ビニール袋を何重にもして包装したが、旅行鞄の中に入れると、もし漏れると鞄や服がダメになると思い。
段ボール箱を買って持って帰ってきた。

「辛い漬物を持って帰ってきたから、麻薬犬が反応したのと違うの?」

靴まで調べられたが、ホテルの床にこぼれた汁の上を歩いたから匂いが移ったのかもしれない。
重慶の空港では、スプリンガースパニエルが警官に連れられていた。
重慶で嗅ぎ慣れた匂いだったので反応しなかったのか!?

いずれにしても犬は人間の何倍かの嗅覚があるという。ビニール袋を何重にしても辛い大根の漬物の匂いが外にしていた。
関空の警察犬の鼻がひんまがったのではないかな(笑い)

麻薬は(麻)・・・マーボー豆腐の(麻)共通の匂いなのだろうか?
この匂いが原因で麻薬所持として検査されたんだったら、中国の四川省の方から来る外国人観光客に警察犬がしょっちゅう反応するのではないかな?
インバウンドの相手としては中国マーケットは重要視されている。
警察犬も香辛料対策をしなければならないのかもしれない。

辛い漬物の逸話が増えた。有馬に持って帰り、なじみの居酒屋「misono」に持って行った。
彼は辛いものが好きだ。
早速あけて試食した。
反応は予想通り。
漬け汁を使えば、いくらか漬ける事は出来そうだ。
しばらくはその居酒屋の話題になりそうだ。

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