有馬温泉学: 有馬温泉の概要

2011年10月27日 有馬温泉の歴史と文化, 有馬温泉の自然

有馬温泉の概要

有馬温泉は神戸市北区、六甲山頂から北側の紅葉谷の麓の山峡にある一辺が約1kmの三角形の温泉街。有馬はもともと有間と書き、山と山との間という意味で、その通り周囲を山に囲まれた温泉地である。アイヌ語で「火の燃える谷」という説もある。

日本三古泉(有馬温泉・白浜温泉・道後温泉)、日本三名湯(有馬温泉・草津温泉・下呂温泉)と称されて文人墨客等、歴史上の人物がたくさん訪れている。

温泉街は標高350m~500mに位置しており、かなりの急斜面にあって、街中を通る道も細い。大きな旅館やホテルは温泉街の周辺や少し離れた山麓、山中にある。公的な外湯として「金の湯」「銀の湯」があり、有馬温泉では「御所坊」等と“坊”名のつく宿が多い。これは鎌倉期、仁西上人が温泉寺を建立し薬師如来を祭って、その守護神十二神将に準え、十二の宿坊を建てたいう事に由来している。現在の旅館の一部は、この伝統的な名称を継承している。

(蛇足)

仁西が有馬にきてすぐに宿坊を建てたと考えにくく、十二坊や二十坊という記述がされるようになるのは豊臣秀吉以降、特に一般庶民が国内を自由に行き来できるようになった江戸中期以降の記述が多い。

御所坊は1385年足利三代将軍、義満が有馬温泉に来湯の際に建設され、まぎれもなく有馬温泉で一番古い宿である。考えてみれば庶民の為の宿の建設より、天皇や将軍が来るというので建物を建設するのは現在も昔も同じだろう。



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