有馬温泉には約30軒の宿があります。その中で“旅湯アブリーゴ”はまずどのようなお客様にむいているか・・・
複数の家族。趣味の集まり。泊りがけでの研修。そして普通の旅館に物足りない方・・・
施設は、マンションでいう4LDK。キッチンが付いている宿です。長期滞在も可能です。
場所は有馬温泉の温泉街のど真ん中。金の湯の足湯の目の前です。近所には飲食店等多数あります。
今まで宿泊された中で、うまい使い方をされているなあという例をご紹介します。
(1)? ご自宅で開催するパーティー&宿泊 (雑誌の編集者夫妻と友達夫妻で2泊の例)
Aさん夫妻はともにメディア関係の仕事をされています。そのために有馬温泉周辺の観光情報や温泉街の飲食店をよく知っている。
1泊目は自炊をするというのです。アブリーゴはキッチンはついていますが、本格的な料理を作るという設備はありません。
Aさんは本格的なカレーを作るのが趣味でして、この日のために自宅でカレーを仕込んでいたのです。
そしてデパ地下でサラダや色々な惣菜を買ってきていました。そして有馬温泉から車で15分ほど離れたところにワインを扱っている有名なお店があります。そこでワインを仕入れて。アブリーゴでパーティーです。
お子様連れの夫婦もおられたのですが、他に気兼ねをすることなく、ゆっくり有馬温泉での一夜を楽しまれました。
ご自宅に友達を招いてパーティー+宿泊という使い方です。
翌日は周辺観光を楽しまれて、2日目の晩は御所坊で夕食。きっちり有馬温泉を堪能されました。
自分の自慢のカレーを友達に食べてもらうのと皆で有馬温泉を楽しむ好例だと思います。
PS:アブリーゴにご宿泊の方は割引料金で本館の御所坊やホテル花小宿、有馬山叢 御所別墅でお食事をご用意できます。また20時までは御所坊の温泉を利用することができます(一部プランを除く)
(2)? 有馬温泉の自宅に招き、手料理を食べてもらう (結婚前のB子さんの例)
アブリーゴで本格的な料理は難しいといいましたが、少人数の料理を作る事はやり方によっては可能です。
B子さんは結婚前に旦那さんになる人とご両親に自分の料理を食べてもらいたいと考えたのです。その為にアブリーゴに備えてある調理器具や貸し出し可能な器具を熱心に問い合わせてこられました。
先述のAさんの例は料理を作る時間をできるだけ短くして楽しむ時間を長くする。多くのお客様はこの考えですが、B子さんは自分の手料理を食べてもらうことが主目的でした。その為にチェックインの15時にすぐにはいられ料理の準備を始められました。材料は事前にすべて用意して、下ごしらえもされてきていました。
ご主人はB子さんを有馬温泉において、ご両親を迎えに行かれました。
どのようにご両親に話されていたかはわかりませんが、ご両親にとってはすごいサプライズだったと思います。「有馬温泉に招待する」と言われて、有馬温泉に来たら、およそ描いていた有馬温泉の旅館のイメージとはおよそかけ離れていて、さらに婚約者を紹介されて、そして夕食は婚約者の手料理を食べるのですから。
その後、お二人は結婚され、結婚記念日に今度は御所坊の方にお泊りにお越しになりました。このようなアブリーゴの使い方があるなあとびっくりしました。
PS:アブリーゴの一番使いやすいご利用人数は4名から6名に設定しています。それ以上になるとキッチンの設備などが不足します。
(3)? 大学のゼミ旅行の常連さん
毎年、学生さんたちが卒業旅行などでよくご利用いただいています。毎年といっても学生さんが変わるので先輩からの申し送りで宿泊されていると思うのですが、途中で少しずるい先輩がおられたようです。
アブリーゴは最大10名までお泊りいただけますとうたっています。それは備えている寝具の数で、実際は予備の布団を置いている為に11名までご用意することはあります。
ある日、次々とグループに分かれて学生さんが来られます。アブリーゴのチェックインは本館の御所坊の方で行っています。フロントが「どうも人数がだいぶん多いようで、聞くと20人ぐらいになるそうです。」という。予約を見ると宿泊者は10名で寄せ鍋を10人分出前を聞いていました。
これはどう考えても受け入れることはできないので、責任者の学生が到着したときに話をしました。
学生は先輩から少々人数が増えてもわからないといわれていたそうです。(そのようなことはないのです。)彼は泊まったことがないというので、実際見てもらったらわかると思うが、物理的に無理だと理解してもらい、用意していた寄せ鍋を有馬食堂で提供することにして、彼らが増量のために用意した鍋料理の具材もいれて席を人数分用意しました。追加人数の宿泊代をもらって御所坊の部屋を用意しました。
学生さんのグループは大歓迎ですが、ちょっと困った例です。
PS:鍋料理やプレートを使ったバーベキューなどを出前することができます。
屋上のテラスで有馬の温泉街を眺めながら一杯するのもおすすめです。