ホテル 花小宿 食材

何故? タケノコか!? B級グルメ後遺症

朝知り合いからフェイスブックでメッセージが届いた。

「ご存知のお宿が有りますでしょうか? 」・・・と、料理のうまい温泉宿という噂のチャンネル系のサイトのアドレスが記載されていた。

ちょっと興味があって見てみたが、なるほどという所は出ていなかった。いわゆるB級グルメ宿と言ったら叱られるが、そのような感じを受けた。

たまたま昨日、大阪で「植本祭」というイベントに参加し、その中で魚の話やお米の話等、食材の話をしていたという事と「味の宿」という会が発足したという事が重なり、今回ブログに取り上げようと考えた。

そのサイトを見るとうちのホテル花小宿の事が書かれていた。

「有馬温泉の花小宿美味しかった。 カウンターで雰囲気もよかったし ただ一番安いプランの人はメインが竹の子とかでしょぼそうだった 」

この文章を見て、それに対する反論も無いことから、この程度の事しか知らない人達が言いあっているのかと思い、彼に返事を書いた。

「タケノコをメインにしている事から、朝掘りのタケノコの時期に来られたとおもう。僕だったら牛肉よりもこちらの方が良い」

すると「朝掘りのタケノコは、そんなに美味しいのですか?」という返事が返ってきた。

自分のフェイスブックの過去記事を見て日付を思い出したのだが、1月29日に大阪の黒門市場に行った。

全国各地から珍品を扱っている八百屋さんで、1本1.800円の熊本県産の朝掘りのタケノコを見つけた。ビールの小瓶大の太さで手のひらサイズぐらいの大きさだった。さすがにかっこ悪くて写メールをよう撮らなかったのだが、惜しい事をした。

モノは高いから美味しいとは限らない。しかし普段安いモノでも高い事はある。

1月末にどのようにしたら熊本でタケノコが採れるのかどうか知らないが、この辺でいうと山科のタケノコが有名で3月中旬ぐらいのご馳走だ。

タケノコは陽が当たると固くなりエグミが増すという。

早朝、地面がふっくらとタケノコによって盛りあがった所。つまりタケノコがまだ地表に出てない時に、掘る。

それを日光に当てないようにして出荷する。それを夕食に使用する。

熊本で掘ったタケノコを昼に大阪に届けるにはすごい輸送コストがかかる。しかし朝掘りのタケノコの美味しさを知っている人は高いお金を出しても味わうのだろう。先ほどの大きさのタケノコを焼くならせいぜい2人前…という事はタケノコ1人前3.000円程もらわなければ合わないという事になる。

水煮のタケノコしか知らない人にとっては「何故? メインディシュがタケノコなんだ」と思うだろうと思うのだろう。

竹が増えたのは、稲を刈って干すのに竹を使用する所は多い。

竹林を持っている人に竹を分けてもらったらよいのに嫌で自分の土地に竹を植える。

ところがコンバインを買って天日乾燥しないようになると竹が必要でなくなる。竹はどんどん増殖する。

たけのこを採って水煮をしようと考えるが、中国産の安い水煮が入ってくるとタケノコを採らないようになり竹林が荒れる。

苦肉の策として、竹炭をつくったり竹を切るボランティアを募集する・・・

巷には安い中国製のタケノコの水煮が出回り、先述のようにタケノコ=安物の図式が出来上がってしまったのだろう。

 

春は、苦味のある山野菜。 そして明石浦の漁師が3食食べても良いというフルセの塩焼が入荷する。

楽しみの季節が到来!

 

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