そんな中、戦いの火蓋を切ったのは、強者犇めくオンライン予選を勝ち抜いたユベントスを使うAmoot選手とモナコを使うゲストプレイヤーKaraage選手の2名です。キックオフから8分30秒の所で先制点を取ったのはKaraage選手、同じように左サイドから攻め追加点を取ります。点が開き厳しい戦いとなりましたが、前半37分でAmoot選手は反撃の1点を奪い返します。そのまま前半終了。後半に入ってからも落ち着いたプレイでKaraage選手2点を更に追加でもぎ取り、4-1でKaraage選手が準決勝へ駒を進めました。
2回戦はいわない温泉湯桶杯優勝を果たしたGENKIモリタ選手と同じ地元兵庫の名手まさちゅう選手の闘い。PKにもつれ込んで勝つと宣言したGENKIモリタ選手でしたが、まさちゅう選手は序盤から1点を奪い、有利な状況をキープします。対するGENKIモリタ選手はシュートに繋がる惜しいシーンを何度も作りましたが、的確なディフェンスで1-0でまさちゅう選手リードのまま前半終了。後半に入ってからも点は動きませんでしたが、後半87分の所でGENKIモリタ選手によるまさかのフリーキックで同点に追いつきます。そのまま同点で後半終了、GENKIモリタ選手の思惑通りPK戦にもつれ込みます。これを3-2でまさちゅう選手が抑え勝利を掴みました。
第3試合目は草津温泉の町内選考会を得て出場枠を勝ち取ったタクム選手と、世界大会常連者であるMayageka選手の闘いです。キックオフ直後からMayageka選手がシュートシーンを作っていきますが点にならず、前半25分でファウルを出してしまった際のMayageka選手のお茶目な笑顔を見せつつも立ち上がりからフワリとしたループシュートを決め先制点を取ります。ここから勢いがつき、追加1点を取り2-0でMayageka選手リードのまま前半を終えました。後半に入りタクム選手もシュートに繋げる惜しいシーンを作りましたが、Mayageka選手の目まぐるしい猛攻止まらず、4-0と点差を付けての勝利となりました。
第4試合は、有馬温泉で行われた第1回湯桶杯の決勝戦でも対決したちゃまくん選手とうでぃ選手の闘いです。キックオフからの電光石火、1分20秒で瞬く間にうでぃ選手のスコアと思われたが、まさかのオフサイド。その後お互いの高いインターセプトにボールの奪い合いが続きスコアレスで前半が終了、後半に入るも一進一退攻防が続きましたが、78分の所でうでぃ選手の速攻が決まり初得点をもぎ取ります。ちゃまくん選手もロスタイムいっぱいいっぱいを使い反撃を狙うったが激戦を抑え、うでぃ選手が勝利を掴みました。
2回戦第1試合はまさちゅう選手とKaraage選手によるモナコ対決、フリーキックも絡む互いにゴール際までボールを寄せる攻防を繰り広げていましたが、点に繋がらずそのまま前半終了するかと思いきや、47分の所、まさちゅう選手のディフェンスが少なくなったその一瞬を見逃さず攻撃の枚数を重ねてKaraage選手が1点を奪いました。後半に入り反撃に向けてシュートまでの良い形を作る所ことは出来たが、ゴール内にボールを収める事が出来ず、両者点が動かないまま後半も終盤に差し掛かります。しかし、89分、Karaage選手のディフェンスラインが上がっていた所、ドリブルでディフェンス陣を置き去りにしゴールを奪い取りました。PKにもつれ込むも、これを制したKaraage選手が決勝に進出しました。
第2試合目はアーセナルを使ううでぃ選手とバルセロナを使うMayageka選手の対戦。互いのチーム特性に警戒の目を光らせながら、チャンスを拾っていく両選手の攻防。中盤でお互いに上手く防ぎ、0-0のまま前半が終了。後半に入ってからすぐさまうでぃ選手の積極的なシュートを見せたが意図しない操作エラーにより決定打にはなりませんでした。この流で逆にチャンスを作ったのはMayageka選手、しっかりと相手を引き付け作った中央空間から攻め切り先制点を奪いました。更に攻めの意識を高めたうでぃ選手とは対照的に、守り意識を強めたMayageka選手の闘いは最後まで息のつく暇のない駆け引きの中、1点を死守したMayageka選手が決勝進出となりました。
決勝戦は両者湯桶杯初参戦となったMayageka選手対Karaage選手。試合開始直後、Karaage選手より先ずはゴール前にパスを出すシーンを作りましたが、そのゴールキック、サイドからのドリブルでボールを運び、最後はメッシの高い決定力を使ったコントロールカーブで1点、開始6分という早い段階での先制点となりました。Karaage選手は一点返そうと積極的に攻撃に転じるが、Mayageka選手のディフェンスに阻まれなかなか届かないまま前半終了。後半のホイッスル直後、Mayageka選手は中央から細かなパスを繋げ、トラップからの落ち着いたシュートがKaraage選手のゴールに刺さります。更に66分、Karaage選手のゴール前までボールを運んだ攻撃にMayageka選手がカウンターをしかけ、追加点を奪います。3点差となった所、Karaage選手は気持ちを切り替え、フォワードを4枚に増やし攻撃の強度を高めます。この作戦が功を奏し84分で中央でボールを回収、ゴールに流し込み、2点差に詰め寄ります。しかし、残り時間たりず、3-1のまま試合終了。
草津温泉で激闘を見事勝ち抜いたのはMayageka選手です。
「2戦目は先制点が取れず流れがうまく作れなかったが、決勝戦では使用チームバルセロナならではのシュートで先制点を取れた事が良い試合の流れを作ることに繋がった」冷静な自己分析とそれを実行できる実力がMayageka選手の強さの秘訣なのだろうと感じました。
是非実際のレベルの高いプレイを改めてご覧いただきたいです。