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朝晩 麻播 麻の種類は20種類 リネンは凄いのだ・・・・! 【有馬温泉の土産】

知っているつもりで知っていないのが知識。先日リネンのタオルや靴下が届けられた。

売店に置いて欲しいという話だったが、靴下の値段を見て驚いた。2.000円近くの値段が付いている。正直売れるとは思わなかったが、付き合いもありモノは試しと思い、商品の説明を聞いた。そのうちにだんだん価値が理解出来てきた。

リネン=麻という事は知っていたが、麻には約20種類あり、原料になる植物も違う、それぞれ性質も全く異なるという。

数ある麻の中でも最も肌に優しい繊維がリネンで、天然繊維の中で一番丈夫で長持ちするという、さらに使うほどに肌になじみ肌触りは疲れやストレスを解消させるのでヨーロッパでは寝具などによく使用される。

濡れるとさらに強度を増し、森林用の消防ホースに使われ、スイスなどでは船のロープなどにも使用されていた。

靴下を洗濯する時は、ぬるま湯で洗えば洗剤がいらないという。そんな馬鹿な話はないと調べると、リネンは確かに汚れが落ちやすいという。大きな分子が繊維内に入りにくい構造をしているからだという。そして吸水率はコットンの4倍、乾きが早いので雑菌の繁殖も抑えるという。防虫性もある。何しろミイラにも使われた歴史を持つぐらいだ。

キッチンクロス等の用途や毛羽立たないのでワイングラス等のガラス拭きにも使用されている。

ここでいう麻、リネンは“亜麻”という種類で、亜麻色の髪の乙女とは亜麻を乾燥させた時の色をいう。明治時代に外国から輸入され、主に北海道で栽培されていた。日本では手間暇かかる為に戦後の丈夫な化学繊維の出現によって、昭和42年には日本から亜麻が無くなった。その為、少なくとも私は知らなかった。あまり馴染みがない。

その亜麻がここ10年、北海道で栽培がおこなわれるようになった。

話は戻るが、播州織のある織元が亜麻の栽培を始め、亜麻を使って生地を織りだした。
現在作られている製品の糸は輸入品だがいずれ国産の亜麻の糸で織りたいと考えている。しかし大きな問題があるという現在亜麻の糸を継ぐ紡績機械が日本に存在しない。

日本で亜麻が栽培されなくなって機械は全て中国等に行ってしまったという。残念な話だ。

そこまで話を聞くと2.000円の靴下が非常に貴重な品に見えてきた。

この靴下は五本指の靴下で、貴重な糸を使用している為に織り方も凝っている。普通親指の所を編むのに横糸を42本ぐらいで済ませる所を47本使用しているという。この事により指の付け根が痛くなる事無く、耐久性も向上しているという。

蒸れやすく雑菌が繁殖しやすい靴下にリネンを使用する事は理にかなっている。早速、自分自身で試してみようと考えた・・・・しかし残念! サイズは女性用。何故?男性用を作っていないの?

仕方がないから女性スタッフで実験する事にした。

この靴下、早朝ジョギングする人や、山ガールなどパワフルな女性に良いのではないだろうか? その様な女性向けの宿泊プランをつくり、プレゼントする事にしようと考えた。

まずは試してもらわなければわからない。

お問い合せ ギャラリーレティーロ ドウロ 078-904-0858

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