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有馬温泉でチームビルディング研修旅行推進プロジェクト

高校生レストランで有名な三重県相可高校を訪問し、村林新吾先生の生徒さん達の動きを見て驚かされた。そして同じように見学に来ていた某大手旅行代理店の企画担当者の女性に出会った。

彼女の仕事は団体旅行を受け持つ部署で、うちの御所坊の関係施設のターゲットとするお客さんとはかけ離れたものだと最初思っていた。

ところが彼女の話を聞いてなるほどと思った。

 

少し話はずれるが現在、有馬温泉ではマスタープランを今年度中にまとめあげようとしている。以前は昭和62年に作成し、その時は30年先を考えろと教えられた。30年たてばイデオロギーが変わるから、それ以上先を考えても無駄だという事だった。

現在は15年先の有馬温泉を視野に入れている。それだけ時代の変化が早いだろうという考えだ。

30年前というと有馬温泉内でテニスクラブをつくり、カフェドボウをつくった時期で、考えの中で捨てたのが団体旅行だった。

 

先ほどのイデオロギーが変わる・・・という事であれば、団体旅行を今度は視野に入れるのもありなのかもしれないと思った。

 

「ヒマやなあ~」「若者が旅離れを起こしている・・・」と嘆くが、実際我社に務めている若い子たちは旅が好きなのだろうか?

料理場の子たちは本当に料理をつくる事に喜びを覚えているのだろうか・・・

その様な疑問が相可高校の調理科の生徒さん達の動きを見て疑問に思っていた時だった。

 

 

彼女の話に戻るが、最初の団体旅行は皆の親睦の為に行う旅行だった。次の段階で部署事や仲の良いグループで旅行するようになった。

次の団体旅行のあり方は“研修”だという。

 

なるほど、彼女はその研修のプラン作成のアイデアの一つとして相可高校に来ていた。

 

僕もその後、うちのスタッフに見せたくてグループごとに見学に行かそうとしている。

厳しい社会情勢だし単純な慰安の為の旅行は企業もしたくないし、社員の人も参加したくないだろう。

 

そこまで考えると、先日有馬温泉の観光協会の旅行で吉野の川上村に行った事を思い出した。

親睦旅行だったら行かないが視察の為の旅行だったので参加した。

行くのに何が嫌だというと旅館に泊まって相部屋が嫌なのだ。自分はわからないが“いびき”がすごいらしく、家族に嫌われているから、相部屋の仲間に気を使うのだ。でもその仲間のいびきがうるさくて睡眠不足になる事は多々ある。寝る事以外は全てOKなのに残念だ。

 

木造旅館の欠点に隣接する音の問題があるが、昔のように他人に気を使うのが普通になれば少しでも我社の音の問題のクレームが少なくなるかなと思った。

 

前置きがずいぶん長くなったが“チームビルディング”って何だろう?

チームもビルディングも日本語になっているといってもおかしくないぐらい普通に使う言葉が組み合わされている。

 

確かに相可高校の調理科の生徒の動きはチームとしてちゃんとできている。この様に出来るようにする事なのか・・・・

 

社員同士がけんかをしなくて助け合ってチエを出し合えば効率は上がり業績は良くなる。それなら会社も金を出す。

 

その様な事を出来る宿泊プランができれば、有馬温泉に・・・我が御所坊にお客さんが来るという事だ。まあ理屈は簡単だ。

 

その一つのアイデアが浮かんだ。自分自身でもまだはっきり分からないので説明は難しいのだが、先述の彼女にも投げてみた。そして昨日数人に聞いてみると、僕のアイデアはチームビルディングの手法の一つだという。

また一つ、近未来の温泉地観光の振興のアイデアが増えた瞬間だった。

・・・でもいつ花が開くかな? (笑い)

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