「ご自慢の豆や塩を使って味噌をつくろう!」という事をこの春考えました。まさしく手前味噌なのです。
その話を日本びいきのイギリス人夫妻にしたところ「それは良い! 是非作りたい。」という事になりました。彼らはイタリアのトスカーナに住んでいます。
そこでトスカーナで有名な白いんげん豆、カンネリーニ cannellini を送ってきました。
調べてみるとインゲン豆は新大陸から伝わったそうです。また古代ローマ帝国の時代にはアフリカから伝わった黒目豆というのがあるそうです。
このように色々な豆を手に入れて味噌を造るのが面白いと思うのです。
イタリアで有名な塩はシチリアの塩。
古代フェニキア人が伝えたという地中海の海水を塩田に引き込み5月から夏の終わりまで、太陽と風の力だけでゆっくり蒸発させて長時間かけて天日干しをした塩。
この塩を送ってきました。
味噌作りは3月末までの間。早速イタリアから届いた豆と塩を小代に持っていき、味噌を造ってもらいました。
しかし熟成期間が必要。通常10月まで待たなければいけません。
10月11日日から21日にかけて日本に来られるという。
では帰る時に味噌を持って行ってもらおうと考え、小代に連絡を取った。
地元の人に言わすと、同時に丹波の黒豆を使って造った味噌よりも「美味しい!」という事だった。
何とか彼ら夫妻が帰るまでにパック詰めをしなければならない。
今回の手前味噌倶楽部のポイントの一つはパッケージのデザインをしてもらおうという事だ。
奥さんはアーティストなのできっと素晴らしいデザインが出来上がるのではないかと思う。
500gづつに分けると20キログラムだから40パックぐらい出来る勘定になる。
「半分頂戴ね!」と言っているので、さあ僕の分のイタリアン味噌をどのような使い方をするか!?
考えると今からわくわくする。
僕も自分がオーダーした黒豆の味噌のデザインを考えようと思います。
必要なコストを計算して価格を決定し、手前味噌倶楽部の味噌作りをしたい人を募集致します。
出来た味噌をお友達にプレゼントをするのはありだと思うのです。