昔の暦でいえば1月2日が新年のはじまり。
有馬温泉では江戸中期から続く『入初式』(いりぞめしき)という行事が行われます。
江戸中期、1月1日の夜、僧侶たちが集まって羅漢講式を行います。聞くところによると羅漢講式はお経のフルコースとか・・・
そして、有馬の温泉の初湯を汲んで、有馬温泉の恩人、行基菩薩と仁西上人の像に初湯を注ぎます。江戸時代ですから太閤さんは外されています。
その後、僧侶たちをもてなす為に「羅漢振舞」という宴席が設けられました。
御所坊四朗兵衛が、開会を告げてまわって酒宴が行われました。その当時の御所坊の献立が有馬温泉資料に記載されています。
時代は変わり、現在では各宿に温泉が引かれた為に“初湯”というものが無くなりましたが、市営の金の湯や銀の湯では元旦は休館で入初式終了後から入浴を受け付けています。
温故知新、御所坊も1月2日の朝、温泉をすべて抜いて、新たな湯で満たして“初湯”を楽しんで頂こうと準備しております。
このプランは1月2日の日帰りプランで、有馬温泉にお越し頂いて白丁装束に着替えて頂き、神輿を担ぎ入初式に参加して頂きます。
終了後、御所坊の金剛泉の初湯で身体を温めて頂き、羅漢振舞の伝統を引き継ぐ正月料理を召し上がって頂きます。
普段とは違う正月をお迎えになるのはいかがでしょうか?