聻(セキ)
蒲 松齢(ほ しょうれい、Pu Songling)(1640~1715)は、モンゴル貴族の末裔で『聊齋志異』(りょうさいしい)という短編小説集を書いた清代の作家。
聊齋志異の中に、「死為鬼,鬼死為聻。鬼之畏聻,猶人畏鬼也」出てきます。
人が死ぬと鬼となり、人々は鬼を見て恐れる。その鬼が死ぬと聻になり、鬼たちは聻を見て怖がる。という事で、そこに「鬼の祟り、遠く離れること千里」という言葉を付けています。
御所坊の玄関は北東、いわゆる鬼門の方向にある為に、聻の碑を玄関に設置しています。