料理名で“有馬”と付くと山椒を使用した料理に付けられます。地鶏の有馬焼とか鰯の有馬煮というように・・・これは東京の高級料亭やニューヨークの和食レストランでも同じですよ!
その様に有馬の山椒を使用したパンがあります。『山椒パン』でも先ほどのルールに従えば『有馬パン』というべきかもしれません。
まあともかくパンドボウの山椒パンについて説明させて頂きます。フランスパンの生地の中に山椒の佃煮が入っているのです。これをミスマッチととるか絶命の組み合わせと見るか人によってさまざまです。そして山椒のピリリと痺れるのも好き嫌いが分かれるでしょう。
ご覧のようにパンの中に山椒の佃煮が入っています。「上手に真中に入らないの?」と聞くとパンの生地と山椒と比重が違うようで真中に入れても下に沈んでしまうとの事です。
?パンに山椒の佃煮を入れるという発想は、何でもかんでも試してみようというシェフのチャレンジ精神です。出来てしまった後からは美味しさの解説は可能です。昆布の持つイノシン酸の旨味と何でも美味しくしてしまう醤油の旨味。そしてジャパニーズ・ペッパーといわれる山椒のスパイス。これは決して日本人だけに好まれるというものではありません。
あのガリバー旅行記を書いたジョナサン・スイフトの末裔でイギリスの3D作家のデビット・スイフトさんも山椒パンのファンなのです。
彼はチャールズさんとも友達だそうで、山椒パンの美味しさを某王室にも宣伝してくれているのかもしれません。
この山椒パンを丸ごとラスクにした商品があります。これとビールの相性は絶妙です。
パン・ド・ボウ 有馬温泉金の湯前 078-904-0555