有馬山椒を世界に売っていく為のプロセスとして、2015年8月、兵庫県、神戸市の地域資源に“有馬山椒”を認定してもらいました。
この事により、有馬山椒を使って色々な展開を図る事が可能となりました。
次は有馬山椒を「ひょうごの在来作物」に認定してもらう事です。
現在兵庫県には在来作物は70種類程度登録されていますが、神戸市には一つもないのです。もし有馬山椒が登録されれば神戸市の第一号となるのです。
しかし神戸市は新しい街で、どんどん変化してきています。農作物も同様です。だから有馬山椒が登録されても次がなかなか登録されない可能性もあります。
そのような希望を抱きながら、2016年5月2日の五月晴れの日に、有馬山椒のマザーツリーの場所。湯船谷に向かいました。
兵庫県の農政環境部農林水産局の職員の方。そして「ひょうご在来種保存会」の会長の山根成人さん。大沢の有馬山椒を栽培して頂いている中川さん。そして有馬の関係者4名で登ってきました。
登る・・・というようにハイキングというより登山です。標高400mの有馬温泉から一気に湯船谷の頂上800mに登ります。
ぎりぎり有馬山椒の花も見れました。今年は1週間ぐらいすべてが早いようです。
今回、きっちり有馬山椒のマザーツリーの場所の写真を撮ったので、今後もう行かなくて良いと思います。なにせ急斜面、心臓はドキドキ、息がゼイゼイ。
下山後、有馬の温泉でリフレッシュして頂いて、山根さんを念仏寺にご案内しました。ここの住職は有馬山椒を語らせたら面白い。
山根さんは「こんなにストーリーのある伝統作物に始め出会った。」と喜んで頂けました。
やはり有馬には色々な職業があり、お客様を迎えるためにいろいろな物語が生まれるのでしょう。